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YABUのイギリスフェス紀行2011〜#18 地域に根付く小規模フェス、アウト・オブ・オーディナリー

2011年9月29日更新

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今年の6月からスタートしたこの連載も今回が最終回!昨シーズンを含めて2年に渡り、音楽大国イギリスのフェス事情をお届けして参りましたがいかがだったでしょうか。なかなか情報が少ない海外フェスですが、このレポートが少しでもみなさんの旅のお役に立てるなら本望です!次は異国のフェスでお会いしましょう!YABUくん、お疲れさまでした!

YABUのイギリスフェス紀行2011〜#18 地域に根付く小規模フェス、アウト・オブ・オーディナリー

規模を問わず各地に根付くフェス文化

このフェス最大の特徴を、「音楽」に置くことは間違いでしょう。もちろん、音楽を中心にフェスティバルは設計されているのですが、このフェスティバル最大の特徴は「来場者数の少なさ」、ここに焦点を絞ってしまって構わないと思います。

僕は、特別にこのフェスを推奨している訳ではありません。OOTOと同じ様な、1000人未満のフェスティバルは、実はイギリス中に沢山あります。

それが、とても大事なことなんです。

家から車で数十分~一時間の場所に、週末家族で行ける小規模フェスティバルが全国にある。これが、イギリスのフェスティバル文化の層の厚み、歴史の重さなんです。日本では、フェスティバルを作るときにどうしても「都市部から如何に人を呼ぶか」にフォーカスして作ってしまいがちです。その結果、規模を問わず、長野やら静岡やらにフェスティバルが集中してしまっています。

そうではなく、長崎に住んでいても、愛媛に住んでいても、青森に住んでいても、近くに家族でのんびり出来るフェスティバルがきちんと開催されている。無理せずに行ける。

この連載は、グラストンベリーやレディングなどの大型フェスティバルに行きたい人が主に読んで下さっていると思います。もちろん、まずは僕はそういった大型フェスティバルに足を運んで欲しい。ただ、もしもイギリスに長期滞在出来る機会がありましたら、一度OOTOの様な小さなフェスティバルを探してみてください。きっと、あなたの滞在先の近くにもあるはずです。そして、大型フェスティバルとはまた違ったイギリスの楽しみ方を、そこで受け取ることが出来るはずです。

フェスティバルも終った、月曜日の明け方、トイレに行こうとテントから出たら、少しだけ明るみを覚え始めた夜空の上を、流れ星が駆け抜けていきました。

願い事は言えませんでしたが、夜中でも雄雄しくライトが灯る大型フェスティバルでは決して見ることは出来ない星空を見て、イギリスにもこんなに綺麗な空があることを、渡英数年でようやく知りました。OOTOに来るために、色々とムリをしたんですが、本当にここに来て良かった。そう思えた一瞬でした。


ちょっとボケてますが、星空です

二年間続いたこの連載も、ひとまずこれでお終いです。この二年間、フェスティバルでの労働の合間を縫っての執筆は、本当に体力を消耗しましたが、読んでくださった方のリアクションを見るたびに、「やっぱりやってよかったのぉ」と落ち込んだのと同じ角度で回復していました。今も、その思いに何ら変わりはありません。

最後になりましたが、この二年間、レポート発表の場を与えてくださった、「TUNING!」編集部、そして何よりもこの連載を読んで下さった皆さん一人一人に、心から感謝を申し上げます。今年、読者の方に「フェス紀行読みました!」とイギリスフェスで声をかけていただいたことが、どれだけ嬉しかったことか。本当にありがとうございました。


1、2、・・・


ばい~ん

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