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YABUのイギリスフェス紀行2011〜#15 ベルギーの地域振興フェス、Brussels Jazz Marathon

2011年9月8日更新

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9月に突入し、日本のフェスシーズンも終了。みなさん、今年の夏フェスはいかがでしたか?これからはLOUD PARKや朝霧JAMなど秋フェスシーズンがやってきますね。さて、今回はイギリスを飛び出し、5月にベルギーの首都、ブリュッセルで行なわれたBrussels Jazz Marathonをレポート!

YABUのイギリスフェス紀行2011〜#15 ベルギーの地域振興フェス、Brussels Jazz Marathon

音楽を利用して地域振興

そんなブリュッセルで行われた、Brussels Jazz Marathon。毎年5月最終週の金・土・日曜日に、首都ブリュッセルをアリーナ代わりに、街を挙げて開催されています。システムを簡単に紹介すると、観光名所である「グランパレス」(市庁舎)前のメインステージをはじめ、多くのステージは無料で観ることが出来、その他は街中のライブハウスが、有料の会場となります。フェスというより、音楽を使っての地域振興と捉えた方がイメージし易いかもしれないですね。


普段のグランパレス、表紙と比べてみてください

名前の通り、ポップミュージックではなく、ジャズやブルース、ロカビリーなど、割と年齢層広く受け入れられる種類の音楽が中心に演奏されます。だからと言って、ハービー・ハンコックの様に、その名前だけで人を集めることが出来る程のスターは出ないのですが、演奏自体はもうバッチリ。フジロックのオレンジステージで演奏していても全く遜色ない素晴らしいパフォーマンスばかりでした。

ステージの場所や出演者は、各ステージの横や、街中に設置された地図と無料配布されるタイムテーブル(地図つき)で簡単に確認できます。正に、「街中がアリーナ」なんですね。フェス開幕時刻の18時過ぎごろには、会社帰りの人たちがスーツのまま、演奏を聴きながら、ビールを飲んでいる姿が見受けられました。ここベルギーでも、ある程度音楽という娯楽が生活に根付いていることを確認できて、ひとまず嬉し。会社帰りに、同僚と音楽聴きながら一杯、なんて、憧れますな。


グランパレス前に設置されたMAP

しかし最も衝撃だったのは、グランパレス近くのBARを用いていたダンスステージ。演奏されるアメリカンオールディーズに合わせて、観客が踊り続けるのですが、金曜日の20時台に、まずは先生が登場。一時間ほどかけて、観客に踊りを一から教え込みます。そしてある程度観客が一つになって踊れると判断した瞬間、バンドが登場、生演奏に合わせて観客が踊り始めます。夜の3時まで。流石に僕は途中でリタイアしましたが、ずっといるお客さんも中にはいたし、なにより凄かったのはステージ上から「がんばって!」「そう!」「足上げて!」と観客を煽り、励まし続けたダンスの先生。6時間以上のハードワークを、きっと彼女は完走したのでしょう。敬意を込めて、彼女こそを個人的なベストアクトとしてここに挙げておきたいと思います。


まだぎこちない踊り、ここから徐々に一体に。

ベルギーは、基本フランス語の国(一部オランダ語)ですが、ブリュッセル自体は欧州の主要都市の例に洩れず、英語も通じます。オランダやフランスからも、列車で日帰りも出来る距離にあるので、もしも幸運にも5月末にベルギー近辺にいらしたら、是非足を向けてみることをオススメします。無料野外フェスなので、飲み物も食べ物も持ち込み可能ですし、レストランも通常通り営業しています。フェスのBARや、スポンサーのチーズメーカーが出している料理も格安絶品ですので、ベルギーという国の食文化を、思う存分フェスティバルの中で味わって下さい。音楽ファンにとっては、正に一石二鳥のフェスティバルです。

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