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【YABUの英国フェス紀行】#14 都市型フェスの礎、Reading Festival

2010年9月1日更新

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いよいよ9月に突入!日本はまだまだ残暑が厳しいですが、イギリスは早くも冬の予感…この連載も残りわずかになりました。今回は、ガンズの遅刻で話題のフェス、Reading Festivalをレポート!リバティーンズ再結成の地としても注目を集めていたフェスです。ではどうぞ〜

【YABUの英国フェス紀行】#14 都市型フェスの礎、Reading Festival

ブエナスノチェス!日本は残暑が厳しいみたいですね。Londonは、いよいよ冬への扉を開き始めました。一週間通して、20℃を越えた日が一日も無し。夜には気温一桁台。「すごしやすい」というより、ただただ「寒い」。

そんな夏の締めくくりに、バンク・ホリデイ(日本で言う「国民の祝日」)に合わせて開催される、Reading Festivalに、今回は出店して来ました。

間違いなく、知名度ではGlastonburyに次いで、イギリスNo.2のフェスティバルと言って過言ではありません。

サマーソニック、そして先週リポートしたVと同じように、Londonから電車で30分のレディングと、イギリスの大都市マンチェスターの隣町、リーズの二箇所、イングランドの南と北に分かれて開催されています。

日本を代表する「都市型フェス」の代表格、サマーソニックの雛形として、そして昨年発売されたニルヴァーナの「Live at Reading」などの影響もあって、日本の音楽ファンにも、その名前は完全に浸透しています。

レディングのレポート本題に入る前に、この「都市型フェス」についてどうしても書いておきたいことがあります。それは、「都市型フェス」をバカにしないでね、ということです。

ネット上だけでなく、僕の周りの知人・友人にも、「フジロックと比べたらサマソニはちょっとね~」という声を、良く聞きます。これはもう、本当に勘弁していただきたい。

何故、たった一つの基準で全てのフェスティバルを測る必要があるのか?

フジロックも、サマソニも、それぞれ目指しているものは違うはずです。田舎の広大な敷地で、のんびりと音楽を聴くことが出来るのがフジロックに代表されるタイプのフェスティバルの魅力だと思いますが、それは裏返せば同時に欠点にもなり得ます。

もし、フジロックに向けて、「サマソニと比べると、フジロックは遠いし、ステージ間の距離あるし、アーティスト沢山見れないし、ちょっとね~」と言っている人を見たら、どう思いますか?それは愚かな考えで、まだフジロックの魅力に気づくことが出来ていない可哀そうな人だな、とすら思いませんか?

逆も、全く同じです。サマーソニックには、都心から近く、キャンプをせずに済み、アーティストを沢山見れる、という「素晴らしい利点」があります。その裏にある欠点、「芝生でのんびり出来ない」などは、都市型フェスである以上、主催者だって「織り込み済み」のはずです。

そんな前提条件をしたり顔で指摘して、いたずらにフェスティバルを非難する様は、僕にはとても下品に映ります。

「郊外型フェス」、「都市型フェス」、その他全てのフェスに、それぞれに魅力と欠点が表裏存在します。そこでいちいち欠点を指摘していてもキリがないですし、何より生産的ではありません。だって改善の余地がないんですから。

そうじゃなくて、魅力の部分を、本来の長所をきちんと発揮できているか?日本の音楽ファンには、そこにフェスティバルの評価の軸を持って行って欲しいと、真摯に願っています。

《2/5ページ:数々の「無理」が生じる、とにかく狭い会場》

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