ライブを前線で体感するというよりは、大物出演のグリーンステージも後方からゆったり楽しむという人におすすめ、音楽に浸かった一日を締めくくるのは、 「映画」である。
日本最大の野外音楽フェス、フジロック・フェスティバル。今年も開催まで2週間となり、フジロッカーたちもかなり盛り上がってきていることだろう。
フジロックでは2004年より野外映画上映を行っている。毎回、多くの音楽ファンを魅了する世界の極上音楽映画を上映してきた。今年も、河原沿いのところ天国すぐそばで、その名も「富士映劇」はオープンする。先日そのラインナップが公開された。
まず、30日の1本目は「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」。今年は寅年ということで寅さん映画ということらしいが、フジロックの会場で寅さんとリリー(浅丘ルリ子)の掛け合いが観れるなんて、まさにロックである。
2本目は「忌野清志郎クロニクル」。伝説のバー、クーリーズクリークで今春行われた「忌野清志郎追悼展”愛し合ってるか~い”」のオープニングパーティで上映された「忌野清志郎クロニクル」を特別上映。1998年の初出演以来、イベントテーマ曲「田舎へ行こう!」を作曲するなど、フジロックの「顔」を顔とも言えるキヨシローさん。2008年、癌の転移によりヘッドライナーをキャンセルし、再びフジロックの地に帰ってくることはできなかったが、フジロッカーはいつまでもフジロックの地でこうやってキヨシローさんを拝むことができる。
31日は豪華3本立て。1本目は、グラミー賞も受賞したフィルムメイカーのドン・レッツが監督を務めるドキュメンタリー映画「Strummerville」。Strummervilleとは2002年に50歳で亡くなったパンクバンド「クラッシュ」のボーカル、ジョー・ストラマーの意思を強く受け継ぐ家族や友人が、これからの新しい音楽をサポートする為に立ち上げたチャリティー財団である。本作はその活動により人生が変わった数々のアーティストを追うドキュメンタリーで、全音楽ファンの心をつかむにちがいない。
2本目は、世界最強かつ伝説の音楽祭<ザイール’74>を追体験できる骨太ドキュメンタリー映画「ソウル・パワー」。
ジェームス・ブラウンにセリア・クルース、B.B.キングにザ・クルセイダーズ、はてまたモハメド・アリ。凄まじいほどの出演アーティストである。かつての秘蔵映像と共にブラック・ミュージック・ソウル・パワーを体験せよ。現在、全国ロードショー中の作品だ。
3本目は、なんと劇場公開前のプレミア作品「Oil City Confidential」。
音楽映画を撮らせたら右に出るものはいないジュリアン・テンプル監督の「NO FUTURE A SEX PISTOLS FILM」、「LONDON CALLING/ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー」に続くパンク三部作最後の作品。イギリス、パンク・ロックシーンを牽引し、世界最強のローカル・バンドと称されるドクター・フィールグッドを追う本作はどんなに眠くても必見である。
夜の暗闇に包まれた苗場、フジロック名物の富士映劇で非日常的アウトドア・シアターを体感してみてはいかがだろうか。
上映タイムテーブル:
7/30(金)上映
『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』 23:30頃~上映
『忌野清志郎クロニクル』 25:15頃~上映
7/31(土)上映
『Strummerville – A Don Lett’s Film』 23:30頃~上映
『ソウル・パワー』 24:30頃~上映
『Oil City Confidential』 26:00頃~上映
《関連リンク》
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