ここ日本でも夏の一大レジャーとして定着しつつあるフェスですが、やはり毎年それなりの改善点が来場者の声によって浮き彫りになりますよね。今回お届けするのは、まさに昨年の大失敗を教訓に、起死回生をはかったホップファーム・フェスティバルの模様です。フェス運営サイドの「成功」への心意気を得とご覧あれ!
ボブ・ディランとヴァン・モリソン
終始忙しかったですが、大トリ扱いのヴァン・モリソンやボブ・ディランの時には流石に空いてくるので、この2アクトは観ることが出来ました。
日本の音楽ファン、及び「TUNING」的には、ディランがどうだったかが気になっていると思いますが、素晴らしかったのがヴァン・モリソン。
日本では、知名度としてはイマイチな彼ですが、それも当然で、大の飛行機嫌いの彼は祖国であるアイルランド(ヴァン・モリソンは北アイルランド出身)、アメリカそしてイギリスを中心としたヨーロッパくらいでしか滅多にLIVEをやりません。当然僕も今回が初見でした。そして素晴らしいLIVEでした。
これはフェス紀行なので、こんなことを言うのは連載の趣旨からズレてきますが、ヴァン・モリソンのLIVEに行くためだけに、海外に行く価値もあると思います。それ程の完璧な、素晴らしい名演奏でした。
ピアノ・ドラム・トランペット・ギター・ベースが、ヴォーカルのヴァン・モリソンを半円状に囲み、歌いながらバンドメンバーを監視出来るようになっていました。彼は異常なまでの完璧主義者なので、バンドメンバーにずーっと睨みを利かせながら、多少アレンジは変えながらも、若い頃と寸分違わぬ歌声を聴かせてくれました。
反対に、若い頃と声がまるっきり変わっていたのが、ボブ・ディラン。僕みたいな若いファンからすると、そこが良かったりするんですが、社長を始め、高齢のお客さん達はみんな今のディランに納得がいっていない様子。LIVE自体は、3月に行われた来日公演と同じBAND編成、同じようなセットリストでしたが、「昔と全然違う」「聴きたくなかった」などのブーイングがちらほら。まだディランの演奏が終っていないのに帰り始める人が相当数いた程。
そんなに酷くなかったですけどね。昔の演奏はもっとスゴかったんでしょうか?それとも彼らの思い出が凄まじく美化されているのか?どうなのかはわかりませんが、少なくとも大半の方はあまり満足出来なかった様でした。
ですが、Hop Farm Festival自体は、大成功を収めたのではないかと、僕は思っています。興行的な意味だけではなく、焦点がボヤけていた昨年とくらべて、「こういう風にしていこう!」という主催者の意図がハッキリと汲み取れることが出来たフェスティバルになっていました。
なんせ、まだ三年目です。まだまだ改善点があるフェスティバルですし、日本からわざわざこのフェス目当てに行くのは強く推奨は出来ませんが(好きな人が出るなら別です)、将来的にそこまでのフェスティバルになる可能性は充分にあります。そこまでの伸びしろはうかがえるフェスティバルになっていました。
世界中で数多くフェスティバルが立ち上がっては消えていく中で、こういうフェスティバルの存在は、開催する人達に勇気を与えてくれるでしょう。なので、日本のUDOフェスやGO!FESなども、一度や二度の失敗に挫けず、頑張ってまた立ち上がって欲しいものです。






























今年の夏(7/1から)ホップファーム・フェスティバル行きます!このサイトで雰囲気がわかって嬉しいです。ロンドンからコーチで毎日通う予定ですが、気候はどうでしょうか?やはり夜は寒いですか?
Posted at 2011.06.28 by nao