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アナログレコード愛好家やDJに朗報!老舗レコード店発、低価格アナログ洗浄液に迫る(後編)

2010年7月5日更新

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低価格アナログ洗浄液でレコードを洗って、実際に音の変化を確かめてみた。

《前編のまとめ》全国のアナログ・レコード・ファンに朗報!ということで老舗レコード店「フラッシュ・ディスク・ランチ」が発売した、低価格アナログ洗浄液について店主の椿正雄氏を直撃。その洗浄液の正体が「ph12.5の電解水に1%くらい界面活性剤を加えたもの」であることが明らかになった。

今回はその洗浄液で実際にレコードを洗って、どれだけの音の変化を得られるかを実証レポートする。

実際に「アナログ洗浄液」を使って試聴してみる

さて、それでは実際に「アナログ洗浄液」を使用してレコードを洗浄して聞き比べてみよう。まず試しに聴いてみたのはソウル・ジャズのオルガン奏者ジャック・マクダフのライヴ盤。

実践

盤面に「アナログ洗浄液」をたらす。

「ここで、中央のレーベル部分に洗浄液がかからないように要注意。特にph13.1の方はかかると印刷の色も落ちてしまいます」

拭くときに布を押さえるのは指1本分が基本。大体、1曲分づつ拭いていく。

「油汚れが濃い盤だと浮いた汚れが水にはじかれてうっすら見えます。見えているよごれは力を入れずに何回か拭くと取れます。外側の外周部分は汚れが多いので内側よりは念入りに拭きます」

この段階で、盤面は濡れている。

「盤面の水分には汚れが浮き出しているわけですから最後に、液のついていない乾いた布でこれを拭きとります」

で、再生してみると...

聴こえる音の情報が明らかに増える

結論から言うと、音は全然、変わる!

「まず、高域の音の立ち上がりが全然違って聴こえますね」

管楽器やドラムのシンバルの音はとくに音の艶もよくなり、立ち上がりと消える部分の響きが鮮明になって結果、音が聴こえる時間が長くなる。

「オーディオ・マニアが使う言葉でトランジェント特性というのがあります。音が良くなると高域がよく聴こえて聴感上のヴォリュームも大きくなるんです」

音も大きく聴こえるし、観客の拍手の音などさっきは気が付かなかった音も聴こえる。楽器も、同じ。聴こえる音の情報が明らかに増える。

極端な言い方をすると洗浄前と後とでは、演奏している人数が増えているかのように感じる。マクダフが弾くオルガンの音もオルガンならではのもこもこした音の響きがリアルに響く。音が、艶っぽく、イロっぽくなる。

クラブDJの方も現場でぜひ使ってみて欲しい。

ジャクソン・ファイヴのレコードを聴いてみる。

続いて、ジャクソン・ファイヴのレコードも聴いてみた。

そもそもモータウン・レコードのオリジナル・アメリカ盤は、音がいい。

アナログ・レコードとCDの音が普通に聴いても異なることは昨年放送された「タモリ倶楽部」でも証明されたが、モータウンのオリジナル盤はCDよりも確実に音がいいというファンは多い。

「モータウンは録音技術、カッティング技術、プレス技術など、当時の最新のレコード録音のテクノロジーをいち早く、導入していたのかも」

まずは、お馴染みジャクソン・ファイヴ、1970年発表のセカンド・アルバム「ABC」。

1曲目は「ラヴ・ユー・セイヴ」。

「デヴィッド・T・ウォーカーのギターが左チャンネルに入っていますがこれが、際立って聴こえますね」

バック・ヴォーカル、ジャクソンズのコーラス・ハーモニーが明らかにハッキリと聴こえる。

やはりここでもメンバーの人数が増えたかのように感じる。

「シンバルのシャーンっていう音が最後まで聴こえますよね」

ベースのうねる音、バスドラの響きなど低音の音の弾力感も増す。

「昔あったハーフスピード・マスターっていう音質のいいレコードを聴いている感じ(笑)」

(取材・文:駒形四郎)

《ここから怒涛のマイケル・トークに突入!次回、番外編としてブラック・ミュージックに造詣の深い椿氏とのマイケル談義をお届け。乞うご期待!》

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