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TUNING HOME > 芸能界随一のプログレマニア、高嶋政宏(a.k.a スターレス高嶋)ロングインタビュー【入門編③】ロックグッズ収集、プログレ論、さらに音楽への愛

前回は初心者に向けた「プログレ入門おすすめの5枚」を紹介してくれたスターレス高嶋。プログレのみならずロック全般をこよなく愛す彼のロックグッズ収集、さらに自身にとってプログレとは、音楽とは何かを語ってもらった。

芸能界随一のプログレマニア、高嶋政宏(a.k.a スターレス高嶋)ロングインタビュー【入門編③】ロックグッズ収集、プログレ論、さらに音楽への愛

プログレはね、本当、僕にとっては「愉しみ」ですね。


-話題をプログレに戻します。今回、このインタビューを通して少しでもプログレの扉を開いてみようという方もいると思うのですが。

ス:これ開くとね、アリ地獄、底なし沼にハマっていくんですよ!一個聴くと、「このメンバーのこれ、どうなってるんだろう?」ってなって別の聴いて、それ聴くと「このメンバー、このバンドにいたんだ!」ってなって、フランスのバンドを聴き、そして今度はイタリアの・・・って(笑)

-ハハハ(笑)

ス:まず、この本を買うことですね、「UK PROGRESSIVE ROCK」。(上の写真で腕に抱えている本)

Amazonで購入

UKプログレッシヴ・ロック―メインストリーム・エディション (THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)
とりあえずメジャーなプログレ・アーティストをおさえておくならコレ!

UKプログレッシヴ・ロック (アウトスタンディング・エディション)
メインストリームをおさえたら、お次はこちら!カンタベリー系、ジャズ・ロック系、ジャズ系、トラッド系等々。


「赤本」と「青本」とあるんですけど。これ(青本)がアウトスタンディングエディションなんですよ!これがかなり掘り下げてあって、クリムゾン中心に。で、この前に、普通のやつがあるんですよ。いわゆるメジャーどころを押さえた。それが「赤本」なんですけど。それでこっちの、緑のヤツがヨーロッパの、「EURO PROGRESSIVE」。まぁ語り尽くせないですよね、このバンド名なんかはね。この「UK PROGRESSIVE ROCK」の、この赤本・青本を買って読むとね、こう朝、トイレ入った時とか、こう読むわけですよ。するとまたね、「あ、これ聴いてみよっかな?」って思って、それでまた拡がるわけなんですよ!

-なるほど・・・。

ス:だからこれ、朝の新聞代わりなんですよ。その時に、パラパラっとめくったところから、読んで。ずぅーっと読みますからね、何時間も。傍から見たら、「何この人・・・」って感じなんでしょうけど。

-(笑)常に、持ち歩かれているんですか?

ス:いえ、トイレに置いてあります。仕事場には、持って行かないですね、仕事にならないから。

-ハッハッハ(笑)

ス:まぁ色々、アルバムの名前出しましたけど、キング・クリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」だけは、ロックの歴史の中で、名盤中の名盤だから、まずはこれを聴かなきゃ話にならないでしょう!

みんなに聴いてもらって、誰もが好きに聴いてもらっていいんじゃないかな?っていうのはありますよね。


-そもそも、プログレって言っても、人やレコード屋によって、どこまでをプログレにするのかバラバラだったりしますよね?スターレスさんにとっては、どの辺りまでをプログレとして認識されてるんでしょうか?

ス:プログレ、って言うとね、ロバート・フリップはすごく嫌うらしいんですけどね。どうですかね・・・、新しいバンドで言ったら・・・、イットバイツも、こないだ渋谷で観た時、変拍子だけど少しオシャレすぎて、「これはプログレなのかなぁ?」と思いますからね。本来の意味で言ったら、プログレって言ったらやっぱり、それこそこの『プログレ特集』でやる、昔のバンドですよね。

プログレ特集
キング・クリムゾン、エマーソン・レイク&パーマー、イエスなどプログレッシブ・ロックの代表的バンドを多数収録したスタジオ・ライヴ集。ドイツのTV番組「BEAT CLUB」より、貴重な映像をお届けする。
放送日時: 2010年6月27日 13:00~
大人の音楽専門TV◆ミュージック・エアにて放送
関連URL http://www.musicair.co.jp/timet/?rm=detail&id=117493

-今のバンドで、プログレに近いことをやっていても、やっぱりプログレとは呼び辛い感じですか?

ス:いや、そんなことないですよ。アネクドテンとか、ポーキュパイン・トゥリーとかね。ロバート・フリップがね、「当時、プログレッシヴ・ロックって言われるのは、言いえて妙って感じがしてたんだけど、今は誰もプログレッシヴしてないじゃないか!」って言うんですよ。「今、プログレッシヴロックっていうジャンルに入れられるのは嫌だ」と、「なぜなら、キングクリムゾン以外は変わってないから、我々は常に進化していく」と。常にこう、ファンのこういうの(予測)じゃないヤツをやって、それで好きなヤツもあれば嫌いなヤツもあるっていう感じで。大変らしいですよ、ロバート・フリップのインタヴューなんかすると、昔のことを訊こうものなら、「なんで昔のことを訊くんだ?」って、そうなったらひたすらインタヴュアーをいじめ続けるらしいですよ。難しいですよね。

-では最後にお聞きします。スターレスさんが愛してやまないプログレをもっと多くの人に聴いてほしいというお気持ちはありますか?

ス:みんなに聴いてもらって、ハマってもらいたいですよね。よくあるんですよね、もう、名前出しちゃいますけど、○○○○○○(某日本のベテランバンド)のヴォーカルの人とかも、ラジオで一緒になった時に、「ポール・ウェラーのこのアルバムが、今のオススメなんだ!」って話してたから、「いや~、ポール・ウェラー良いですよね!ジャムの時代からすごく好きなんですよ!」って言ったら、「何でオマエがそんなん好きなんだよ?」みたいな感じで言われた時に、「なんなんだコイツは?」と思って。「音楽って、みんなが聴いていいもんなんじゃないの?」って。「オマエみたいなのは聴いちゃいけない」とか、「これはオレが好きなバンドなんだから」みたいなのって、物すごい狭いと思いますね。そういう、「マニアだけが知ってるバンドでいて欲しい」って思ってる人っているかもしれないけど、やっぱり、みんなに聴いてもらって、誰もが好きに聴いてもらっていいんじゃないかな?っていうのはありますよね。

よくね、ハードロック聴くヤツはパンク聴いちゃいけないとかね、当時、中学のときありましたよ、そういうケンカがね。でも、ロックンロールじゃないの?って。ピストルズなんて、こんなに疾走感があるロックンロールやるバンドが、今までなかっただろう?って。
「いや、違うんだよ、労働者階級の思想がさ~」とか、「抑圧された中からパンクムーヴメントが産まれたんだよ~」とか。そうかもしれないけど、これサウンドかっこいいだろ?みたいな。その辺ですよ、それを声に出してね、アーティストの人たちには声を大にして言って欲しいですよね、純粋に。
じゃぁ俳優が、ポール・ウェラーが聴いちゃいけないのか?って(笑)ロックっぽく、尖がるのはいいんですけどね、「音楽を聴くのを止めたりする権利は誰にもないだろう?」と思いますね。

(インタビュー・構成:藪亀仁志、フナダミキ 撮影:フナダミキ)

<プロフィール:髙嶋政宏>
1965年10月29日生まれ。東京都出身。俳優として数々のドラマ、映画、舞台で活躍。また、俳優界一のロック狂としてミュージシャン顔負けの音楽知識を各方面で披露している。2010年8月9日より、ミュージカル『エリザベート』に出演。
ミュージカル 『エリザベート』
上演期間 2010年8月9日(月)~10月30日(土)
会場 帝国劇場
出演 髙嶋政宏、朝海ひかる、瀬奈じゅん、石丸幹二、城田優、村井国夫ほか
関連リンク http://www.tohostage.com/elisabeth/

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