前回、プログレとの出会い~「スターレス髙嶋」という名前の由来をたっぷりと語った髙嶋政宏。今回はスターレス髙嶋に聞く、プログレ入門講座をお届けする。
オレは、新世代プログレマニアなんですよ。
-すごく勝手なイメージなんですけど、「プログレは高学歴な知的な人が聴く音楽」っていうイメージがあるんですよ(笑)
ス:それはねぇ、偏見ですよ!
-偏見ですか?
ス:偏見です!プログレって言ったらね、時が経つのも忘れて、夜中から朝まで、「このドラムがすごいんだよ!」っていう、熱い人たちの集まりのはずなんですよ!オレはそうですよ!
-(笑)プログレのライナーには、こう、精神性の高いことが書いてあるじゃないですか。
ス:いや、メンバーの、遍歴とかを熱心に読んでるんですよ。「元なになにバンドの誰々が、どこどこでこのバンドと会って、そこで結成したのが母体となって・・・。」っていうのが、面白いんですよ!
そこをどんどん掘り下げていって、(知らないバンドの名前に出会ったら)「これ聴いてない、聴いてみよう!」ってなって、それを家で一人でやって、それでプログレのマニアと会った時は、それをずーっとワーワー言いながら、「これがいいんです!」「あれがいいんです!」って熱く語る・・・、はずなんですけど。まぁオレが会ったプログレマニアの数人は、ごくごくたまにメガネかけてスーツ着て、「あれがいい、これがいい」ってポツリポツリ喋る人達も、もちろんいますけどね。(笑)
-あ、イメージ通りの方もいらっしゃるんですね(笑)
ス:オレは、新世代プログレマニアなんですよ。そういう暗いんじゃないんですよ、「これこうなんですよ!」って熱く。秋葉原で女の子がライヴやってて、そこに群がってる人たちと一緒なんですよ。
言われましたもん、奥さんに。プログレマニアの人の家に、連れて行って、プログレのアルバム聴いてるときに、「顔が気持ち悪かった」って(笑)
-ハハハ(笑)
ス:「アキバでコンサート観てるオタクみたいだった」と、「意味が全くわからない話を、物すごい顔して話し合ってる、その表情が」って。
-奥様は、どんな音楽を聴かれるんですか?
ス:奥さんはね、いわゆる、ポップスが好きですね。デペッシュ・モードがすごく好きですね。 他はビョークとか、イモゲンヒープとか。僕も聴きますけど。でも、まぁ、プログレは嫌がりますよねぇ・・・。
-(笑)
ス:車運転してても、キング・クリムゾンの70年代のLIVEとかをずーっとかけるわけですよ、箱根とか行くときとかね。
-箱根(笑)
ス:「ここがいいんだよ!」って言ってても、「もっと・・・、ノれる曲ないの?」って言われて、美狂乱とかかけて、「これが日本のプログレなんだよ!声が高いだろ?クリムゾンに似てるだろ?」って言っても、イマイチのって来ないんですよね。
逆に言うと、普通のポップな曲、グラミー賞にノミネートされる様な曲、飽きちゃうんですよね。今人気があるロックバンド、U2にしても、コールドプレイにしても、飽きちゃうんですよね。オアシスにしても。
-サウンド的に?
ス:うん、なんかね、飽きちゃうんですよ。ずぅっと聴いてる途中で飽きちゃうんですよ、どうしてもプログレになっちゃうんですよね。「あぁすごいな」って思うんですよ?オアシスとか、歌詞読みながら聴くと。だからこれみんなに受けるんだなぁと思うんですけど、段々飽きてくるんですよ。コールドプレイもね、段々飽きてきて。レッチリも、一時期、 ♪ギブルウェイ ギブルウェイ~ の頃は聴いてたんですけどね・・・。
>>プログレ入門編その3:ロックグッズ収集、プログレ論、さらに音楽への愛 につづく
(インタビュー・構成:藪亀仁志、フナダミキ 撮影:フナダミキ)
1965年10月29日生まれ。東京都出身。俳優として数々のドラマ、映画、舞台で活躍。また、俳優界一のロック狂としてミュージシャン顔負けの音楽知識を各方面で披露している。2010年8月9日より、ミュージカル『エリザベート』に出演。
| 上演期間 | 2010年8月9日(月)~10月30日(土) |
|---|---|
| 会場 | 帝国劇場 |
| 出演 | 髙嶋政宏、朝海ひかる、瀬奈じゅん、石丸幹二、城田優、村井国夫ほか |
| 関連リンク | http://www.tohostage.com/elisabeth/ |



























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